中小企業診断士協会ってなに?中小企業診断士を取得したら入会が必要?

中小企業診断士 中小企業診断士
中小企業診断士

いつもご拝読いただき、ありがとうございます。
情報通信会社でシステムエンジニアをしながら、中小企業診断士として活動しているshiroharuです!

shiroharu
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本日は「中小企業診断士協会とは何なのか」を紹介しようと思います!

ご紹介の前に1点だけお伝えいたします!

中小企業診断士協会に入会するには中小企業診断士試験への合格が必要です。

直近では令和6年度の2次筆記試験の合格発表が2025年1月15日にありました。

合格された方々、おめでとうございます!!

筆記試験合格後には口述試験があり、合格すると中小企業診断士試験に完全合格ということになります。

入会前に大きな壁が立ちはだかりますが、この記事をご覧いただいている方々は中小企業診断士試験を受験しようとしている方、既に取得されている方など多種多様だと思います。

以下の記事にて、中小企業診断士試験にストレート合格した方法を解説しています。

興味のある方はご覧いただければと思います!

また、以下の記事にて、中小企業診断士1次試験の勉強の進め方を解説しています。併せてご覧いただければと思います!

では、本題に入っていこうと思います!

中小企業診断士試験に合格すると各都道府県に存在する「中小企業診断士協会」という団体に所属することができます!

最近、「中小企業診断士協会」から、「日本中小企業診断士協会連合会」という名称に変更されました。
略して「日診会」と呼ぶそうです。

本記事では慣れ親しんだ「中小企業診断士協会」という名称でご紹介させていただきます!

この記事でわかること

  • 中小企業診断士協会とは何なのか
  • 中小企業診断士協会の加入は必須なのか
  • 加入した方がいい人、加入しなくてもいい人

「中小企業診断士協会とは何なの?」、「中小企業診断士協会には加入必須?」といった疑問を持つ方に向けて、簡単にご紹介していこうと思います!

中小企業診断士協会について

中小企業診断士協会とは

もちまる
もちまる

中小企業診断士協会って実際のところ、何者なんですか?

shiroharu
shiroharu

中小企業診断士として活動していくために、公共の仕事紹介を受けられたり、入会者同士のネットワークを深められる場所だよ。

もちまる
もちまる

shiroharuさんはどの都道府県に入られているのですか?

shiroharu
shiroharu

大阪府の中小企業診断士協会に入っているよ!
会員数も多くて、さまざまな方に出会えるよ。

参考までに他士業でも中小企業診断士協会のような団体があります。


例えば、弁護士の場合は「弁護士会」、税理士の場合は「税理士会」といったように、士業資格を持った方だけが入会できる団体があります。かなり優越感がありますね笑

筆者は兵庫県に在住していますが、大阪府の中小企業診断士協会に入会しています。
大阪府にした理由は以下の通りです。

  • 会員数の多さ
  • 研究会の多さ
  • ホームページのコンテンツ充実度

2025年1月現在、大阪府の中小企業診断士協会には約1400人が入会しています。

兵庫県の中小企業診断士協会は人口に比例して、大阪府よりも少ない会員数になっています。

また、大阪府の中小企業診断士協会ではホームページが作り込まれていました。デザイン性が高く、会員ページも用意されていた点も入会の後押しをしてくれました!

中小企業診断士を取得したものの、その後はどうやって活動していけばよいのか悩む方も珍しくありません。

そんな悩みを解決するため、中小企業診断士協会では、診断士仲間との交流の場を様々な形で用意してくれています

例えば、以下のような場が用意されています。

  • 新勧フェスタ
  • 研究会
  • 新年会

新歓フェスタでは各研究会の紹介や先輩診断士の講演を聞くことができます。

興味のある研究会があれば、月1の定例会にお試し参加が可能な所が多く、診断士同士の交流も深めることができます!

研究会はマーケティングや不動産などについて学べる多種多様な研究会が存在します。

筆者は生成AI研究会に所属しています。ChatGPTやCopilotといった生成AIを中小企業診断士としてどのように活用していけるかを考察しています。

また、先日の1月11日に大阪府のヒルトン大阪で新年会がありました。そこでは100名以上の中小企業診断士が一堂に集結し、名刺交換や談笑を楽しむことができました。

やはり、インターネットやSNS情報も大事ですが、生の声はかなり重要だと感じました。

中小企業診断士協会に入会することで、このような場に参加でき、ネットワーク形成などが可能です!

協会の会員になるには

各都道府県の中小企業診断士協会に入会するには指定の申請書を提出する必要があります。申請書については、各都道府県の中小企業診断士協会のホームページでダウンロードすることができます。

また、入会時には入会金と年会費の納付が必要です。

大阪府の中小企業診断士の場合、入会金は3万円、年会費は4万5千円の納付が必要です。各都道府県によって、金額が変わってくるため、一度ホームページを確認してみることをオススメいたします!

ちなみに、入会金は初回のみ納付する必要がありますが、年会費については毎年、納付する必要があります・・・

もちまる
もちまる

結構、維持費がかかるんですね・・・

shiroharu
shiroharu

それは確かに否めないね・・・
ただ、協会を上手く活用していけば必ず意味のある「投資」だと思うよ!

筆者は大阪府の中小企業診断士協会に入会しておりますが、申請書の準備〜入会までおよそ2週間ほどで完了することができました!

入会時手続きの大きな流れとしては以下の通りです。

▪️手続きの流れ

①各都道府県の中小企業診断士協会から申請書をダウンロード

②申請書を記入

③指定のメールアドレスに申請書を添付して送付

④入会金および年会費の振込先口座がメールで送られてくる

⑤指定の口座に金額を振り込む

⑥受付完了の旨が記載されたメールが送られてくる

⑦入会手続き完了のメールが送られてくる

申請書の内容は基本的な個人情報を記入するだけなので、30分もあれば記入することが可能です!

メールの返信も早かったため、手続きをスムーズに進めることができました!

会員になるメリット・デメリット

次に会員になるメリットとデメリットを筆者の観点から述べさせていただきます!

メリット

冒頭でも述べておりますが、実際に入会することによるメリットは大きいです。

改めて振り返ると大きく以下のメリットがあります!

  • 診断士同士のネットワーク形成につながる
  • 公共の仕事依頼を受けられる
  • 資格更新の手助けをしてもらいやすい

中小企業診断士に登録を行うと5年に1回、更新を行う必要があり、以下の要件を5年間で満たす必要があります。

  • 合計30日以上のコンサルティング支援
  • 理論更新研修の受講5回

もちまる
もちまる

取得したら終わりじゃないんですね・・・

shiroharu
shiroharu

取得することも大変だけど、維持することも大変だよ・・
専門家として支援を行っていくには知識の補充は必須ということだね!

中小企業診断士協会からのメリットを最大限に享受していくためには積極的に研究会などに顔を出し、ネットワークを形成していくことが大切です!

デメリット

正直、デメリットはほとんど見つかりませんが、強いていうならば、以下の通りです。

入会金と年会費が高いんじゃあ!! です・・・

仮に5年間、大阪府の中小企業診断士協会に所属するとなると以下の費用がかかってきます。

▪️5年間の費用

 ①入会金:3万円

 ②年会費:4万5千円✖️5年間

 合計:25万5千円

上記の費用に加えて、新年会の費用や研究会の年会費などを加えると約30万円は5年間でかかってきます・・・

ただし、お金には代え難い、貴重な人脈形成や経験が入会することで得られる可能性があるため、メリット・デメリットを比較して入会可否を検討していくのが良いと考えます!

入会した方が良い人・入会しなくてもいい人

入会した方が良い人

筆者が考える中小企業診断士協会に入会した方が良い人は以下の通りです!

  • 中小企業診断士を取得して間も無い人
  • 今後、独立を考えている人
  • ビジネスレベルの高い診断士とネットワーク形成したい人

資格を取得するまでのイメージはできていても、取得後の活動イメージができていない方も少なくありません。筆者も活動後のイメージは具体的にできておりませんでした・・・

右も左もわからない状態で飛び出していくのは少々、危険だと考えています。特に社内診断士の方はより一層、その思想が強く働くと思います。

中小企業診断士協会に入会している間に多くの先輩診断士の先生方と知り合い、交流を深めながら、独立の準備を進めることも選択肢の1つとしてありだと思います!

入会しなくても良い人

筆者が考える中小企業診断士協会に入会しなくても良い人は以下の通りです!

  • 既に独立されている人
  • 弁護士や税理士などの国家資格を保有している人
  • 営業力に自身のある人

基本的に中小企業診断士以外に個人事業などの収入源がある方は特に入会する必要はないと考えています。

また、中小企業診断士同士のネットワークを活用せずとも、営業力を活かし、仕事が獲得できる方は高い年会費を払ってまで入会する必要はないと思います。

研究会などで新たな知識を深めたい方などは中小企業診断士協会に入会することも選択肢の1つです。

筆者の答え

上記の考えを踏まえた上で、筆者の答えとしては以下の通りです!

中小企業診断士協会への入会をオススメする!!!!

費用面を除き、メリットはかなり多いです。

平日の夜や土日など、時間が確保できる方は入会してみても良いかもしれません〜!

おわりに

本記事では、中小企業診断士協会の概要を筆者の経験を踏まえながら、紹介しました。

中小企業診断士は、経営コンサルタントとして唯一、国から認められた国家資格です。全ての企業にとって経営知識は切り離せないものであり、社長からのニーズも高い資格です。

転職市場でも評価される資格であり、自身のキャリアアップにも大きく繋がります。中小企業診断士は企業で必要な知識を広範囲で獲得することができます。財務やマーケティングなどの分野を学ぶことで自身の専門性を発掘するきっかけにも繋がります。

筆者の経験談ですが、勤務先の企業内の方々と関係性を深めていくことも重要ですが、社外の方々と交流を深めていくことも大切だと感じております。

普段は出会わないような優秀な方とも知り合うことができ、多角的な視点で物事を捉えられるようになったり、情報交換も兼ねて関係性を深めていくことができます!

試験の難易度は高いですが、合格することで得られるメリットは大きいため、皆様の一歩を踏み出すきっかけとなるような記事を今後も書き続けていきます!

今後ともshiroharuをよろしくお願いいたします!

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